ばらのまち福山国際音楽祭2020 開催中止について

2020年(令和2年)5月7日(木)から10日(日)まで,リーデンローズをメイン会場として開催を予定しておりました「ばらのまち福山国際音楽祭2020」は,新型コロナウイルス感染症の拡大を受け,開催を中止することといたしました。
これまで,開催に向けて準備を進めてまいりましたが,政府による諸外国からの入国拒否や入国制限の措置などにより,海外のアーティストの来日が極めて厳しい状況にあること,また,来場者の皆様や祝祭音楽団をはじめとする出演者の皆様,さらにはボランティアとしてご協力いただく皆様の安全が第一であると判断し,今回の決定に至りました。
音楽祭を中止せざるを得ない結果となりましたことは,大変残念であり,開催に向けてご支援とご協力をいただいておりました多くの皆様や,楽しみにされていた皆様には誠に申し訳ございませんが,ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

なお,ご購入済みの有料公演チケット及びスペシャルパスポートにつきましては,2020年(令和2年)4月10日(金)から5月31日(日)の間で払い戻しを承ります。
払い戻しの方法や詳細につきましては,「ばらのまち福山国際音楽祭公式ホームページ」にてご案内いたします。
チケットの払い戻しについて

 

 

総合プロデューサー 池辺晋一郎

「来るべき朝のために」

新型コロナウィルスの脅威で、私たちの「ばらのまち福山 国際音楽祭」も、とうとう中止。楽しみにしていた方、そのための準備や練習にいそしんでいた方々(もちろん僕もその一人です)の無念さに、心が痛みます。しかし、明けない夜はない。来るべき晴れやかな朝のために、みなが「ひとつ」になる──今こそ、その絶好のチャンスと考えようではありませんか!

 

スペシャルアドバイザー 豊田泰久

世界中がコロナウイルス戦争に突入してしまいました。
昔と違って、今は世界中が繋がっています。かつてない程広く、深く、かつ強固に。あらゆることがこの影響を受けて、中止、延期、変更、、、といった事態に追い込まれている状況です。コンサート、然り、、、。

今回のウイルス感染騒ぎを止めるためには、人と人の接触(コミュニケーション)を断つしかありません。そしてそのコミュニケーションこそが、音楽にとって、コンサートにとって最も大切な要因だということを、今回のウイルス騒ぎはいやという程分からしめてくれたのです。結果として、ウイルスにしてやられてしまいましたが。
コンサートというコミュニケーションの場を絶やしてはなりません。より強力なサポートが求められています。
単に今年の音楽祭の幕引きということではなく、来年の音楽祭に向けた新たな構想を検討する必要があると思います。今年以上の成果が期待できる次の音楽祭がワクワクしたものであって欲しいと思います。今年分の中止で終るのではなく、次への期待が繋がるものであるべきと思います。