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ARTIST

台湾フィルハーモニック(管弦楽) Taiwan Philharmonic (Orchestra)

台湾フィルハーモニックは、1986年に設立された台湾のオーケストラとして名高い(台湾では「臺灣愛樂」の名称)。アジア諸国の中でも、最も優れたオーケストラの一つとして評価されている。2014年にはナショナル・パフォーミング・アーツ・センターのレジデント・オーケストラ&アーティスティック・アフィリエイツとなった。2008年から2010年までギュンター・ヘルビッヒが芸術アドヴァイザー兼首席客演指揮者をつとめ、2010年8月から欧米で高い評価を得ているリュウ・シャオチャが第5代音楽監督をつとめ黄金時代を創り上げた。2021年からが準・メルクルが芸術顧問をつとめ、2022年より第6代音楽監督に就任、台湾の文化的豊かさと音楽教育の強化にさらに貢献している。

準・メルクル(指揮、台湾フィル音楽監督) Jun Märkl (Conductor)

1959年ミュンヘンで生まれ、ハノーファー音楽院でヴァイオリン、ピアノ、指揮を学んだ後、セルジュ・チェリビダッケらに学ぶ。ボストン響の奨学金を得てタングルウッド音楽祭に参加し、レナード・バーンスタイン、小澤征爾に学んだ。ヨーロッパの歌劇場での出演を重ね、ザールラント州立劇場(1991-94)、マンハイム国立劇場(1994-2000)の音楽監督を歴任。1993年にウィーン国立歌劇場、1996年に英国ロイヤル・オペラ・ハウス、99年にはメトロポリタン歌劇場にデビューするなど、次々とオペラ指揮者としてのキャリアを築いてきた。リヨン管の音楽監督(2005-11)、ライプツィヒMDR響の首席指揮者(2012年まで)、バスク国立管の首席指揮者(2014-2016)を務めるなど、華やかなキャリアを築いている。2021年からマレーシア・フィルの音楽監督、台湾フィルの芸術顧問、ハーグ・レジデンティ管の首席客演指揮者をつとめ、2022年には台湾フィルの第6代音楽監督に就任した。日本ではN響のほか多くのオーケストラとの共演(新国立劇場含む)やウィーン国立歌劇場などとの来日公演で更に活動の幅を拡げている。


©Tey Tat Keng

リチャード・リン(ヴァイオリン) 林品任 Richard Lin (Violin)

1991年アリゾナ・フェニックス生まれ。台湾で育ち、4歳の時にヴァイオリンを学び始めた。カーティス音楽院にて、名教師アーロン・ローザンドに師事。現在、ジュリアード音楽院修士課程にてルイス・カプランに師事している。2013年第5回仙台国際音楽コンクールで優勝および聴衆賞を受賞。2018年9月、若手ヴァイオリニストの登竜門として世界にその名を知られる難関、第10回インディアナポリス国際ヴァイオリン・コンクールで優勝し、一躍世界の注目を浴びた。ソリストとして、これまでに台湾フィルのほか、仙台フィル、横浜シンフォニエッタなどと共演。また、台湾、日本やアメリカで、多くのソロ・リサイタルを開催。現在の使用楽器は、インディアナポリス国際ヴァイオリン・コンクールから貸与されたストラディヴァリウス「Ex-ギンゴールド」(1683年製)である。

広島交響楽団 Hiroshima Symphony Orchestra

国際平和文化都市“広島”を拠点に“Music for Peace ~音楽で平和を~”をテーマに活動するプロオーケストラ。2017年より下野竜也が音楽総監督を務め、その意欲的な音楽づくりが注目を集めている。クリスティアン・アルミンクが首席客演指揮者、秋山和慶が終身名誉指揮者を務めるほか、ウィーン・フィル、コンサートマスターのフォルクハルト・シュトイデをミュージック・パートナーに、細川俊夫をコンポーザー・イン・レジデンスに、マルタ・アルゲリッチを平和音楽大使に迎えている。1963年「広島市民交響楽団」として設立、1970年に「広島交響楽団」へ改称。学校での音楽鑑賞教室や社会貢献活動にも積極的に取り組み、地域に根差した楽団として「広響」の愛称で親しまれる。 海外ではオーストリア、チェコ、フランス、ロシア、韓国、ポーランドで公演を行い音楽によるメッセージを発信している。
「第5回国際交流奨励賞」「文化対話賞(ユネスコ)」「広島市民賞」「第51回ENEOS音楽賞洋楽部門奨励賞」ほか受賞。
公式ホームページhttp://hirokyo.or.jp/

尾高忠明(指揮者) Tadaaki Otaka (Conductor)

1947年生まれ。国内主要オーケストラへの定期的な客演に加え、ロンドン交響楽団、ベルリン放送響等世界各地のオーケストラへ客演。
これまで1991年度サントリー音楽賞受賞。1997年英国エリザベス女王より大英勲章CBEを授与された。2021年に旭日小綬章を受章。このほか1993年ウェールズ音楽演劇大学より名誉会員の称号、ウェールズ大学より名誉博士号、さらに1999年には英国エルガー協会より日本人初のエルガー・メダルを授与されている。2012年有馬賞(NHK交響楽団)、14年北海道文化賞、18年度関西音楽クリティック・クラブ賞本賞、大阪文化祭賞、日本放送協会放送文化賞、19年第49回JXTG音楽賞洋楽部門本賞を受賞。
現在NHK交響楽団正指揮者、大阪フィルハーモニー交響楽団音楽監督、BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団桂冠指揮者、札幌交響楽団名誉音楽監督、東京フィルハーモニー交響楽団桂冠指揮者、読売日本交響楽団名誉客演指揮者、紀尾井ホール室内管弦楽団桂冠名誉指揮者、2021年から「東京国際音楽コンクール<指揮>」審査委員長。また東京藝術大学名誉教授、相愛大学、京都市立芸術大学客員教授、国立音楽大学招聘教授を務めている。


©Martin Richardson

竹澤恭子(ヴァイオリン) Kyoko Takezawa (Violin)

桐朋女子高校音楽科在学中に第51回日本音楽コンクール第1位を受賞。1986年第2回インディアナポリス国際ヴァイオリン・コンクールで圧倒的な優勝を飾る。
これまで、ニューヨーク・フィル、ボストン響、モントリオール響、ロンドン響、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、ロイヤル・コンセルトヘボウ管等と、また、マズア、メータ、デュトワ、小澤征爾他、多くの名指揮者とも世界の檜舞台で共演している。
2011年にはフィルハーモニア管のスペインツアー、2012年にはハンブルク北ドイツ放送響の日本公演でソリストを務め、2014年には東京フィル100周年記念ワールドツアーのソリストを務め、パリ、ロンドンなどで高い評価を得た。2018-2019年シーズンは、デビュー30周年を迎え各地でリサイタルを行い好評を得た。
また、才能教育研究会で学んだ経験を生かし、教育活動も行い、メニューイン、ロン=ティボーなど国際コンクールの審査員も数多く務める。また、アスペン、ルツェルンといった世界的な音楽祭にも出演を重ね、最近では水戸室内管弦楽団、セイジ・オザワ松本フェスティバル、別府アルゲリッチ音楽祭へも参加。協奏曲、室内楽、リサイタル等、幅広く活躍を続けている。
使用楽器は、1724年製アントニオ・ストラディヴァリウス。
現在、東京音楽大学教授、桐朋学園大学特任教授。
オフィシャルホームページ http://www.kyokotakezawa.com/


©松永学

マルティン・シュタットフェルト(ピアノ) Martin Stadtfeld (Piano)

1980年ドイツのコブレンツに生まれ。2002年ライプツィヒでのバッハ国際コンクールで、東西統一後初のドイツ人ピアニストとして優勝を飾り、正統的なバッハ音楽の後継者として不動の地位を築いてきた。2004年ソニー・クラシカルよりJ.S.バッハ「ゴルトベルク変奏曲」のCDをリリース。このCDでは伝説となっているグールドの録音 (1955年)と比較され各方面で大きな話題を得ると、たちまちドイツ・クラシック・チャートの第1位を飾り、エコー・クラシック賞を受賞した。以後これに続くCDで3度もエコー・クラシック賞を受賞している。欧米や日本の音楽シーンで最も重要な演奏家の一人として、演奏活動は多忙を極めており、ミュンヘン・フィル、アカデミー室内管、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、シュターツカペレ・ドレスデン、チェコ・フィル、ザルツブルク・ モーツァルテウム管、新日本フィルなどと共演したほか、ウィーン楽友協会、アムステルダム・コンセルトヘボウなどの世界的なホールに出演、さらにザルツブルク音楽祭、ライン音楽祭、ロッケンハウス音楽祭、メニューイン音楽祭などにも定期的に参加している。

江口玲(ピアノ) Akira Eguchi (Piano)

「非凡なる芸術性、円熟、知性」(ニューヨーク・タイムズ紙)と評される江口玲はソリスト、室内楽奏者、チェンバロ奏者として世界中の聴衆と批評家たちを魅了してきた。
ニューヨーク・タイムズ紙からは「流暢かつ清廉なるピアニスト」と賞賛され、これまでにカーネギーホール、92丁目のYMHA、ワシントンDCのケネディーセンター、ウィーンのムジークフェライン、ロンドンのバービカンセンター、パリのシャンゼリゼ劇場等でも演奏している。その抜きんでた演奏は、ホワイトハウスにて故アイザック・スターン氏によりクリントン大統領に紹介され、また東京の浜離宮朝日ホールでの演奏会には天皇皇后両陛下もご臨席された。アメリカ、アジア、ヨーロッパ諸国等、今まで演奏で訪れた国は25カ国に及ぶ。室内楽の分野でも、ギル・シャハム、ジャック・ズーン、渡辺玲子、竹澤恭子、アン・アキコ・マイヤース等、数多くのヴァイオリニスト達から絶大なる信頼を得て、共演を重ねている。
レコーディングにおける活躍も目覚ましく、ドイツグラモフォン、フィリップス、DENON、IDVC、マーキークラシックス、ビクター、ヴァンガード、BMG、佼成出版、NYSクラシックス等から30枚以上のCDをリリース。最新作は2019年リリースのアルバムに続きラフマニノフの神髄を描きだした「ラフマニノフⅡ」(NYSクラシックス/2022年8月発売)。
東京に生まれ、東京藝大附属音楽高校を経て東京芸術大学音楽学部作曲科を卒業、その後同校にて助手を務めた後、ジュリアード音楽院のピアノ科大学院修士課程、及びプロフェッショナルスタディーを修了。ピアノをハーバート ステッシン、外山準、金沢明子、伴奏法を故サミュエル サンダース、作曲を佐藤眞、北村昭、物部一郎の各氏に師事。2011年5月までニューヨーク市立大学ブルックリン校にて教鞭を執る。洗足学園音楽大学大学院の客員教授、東京藝術大学ピアノ科教授。現在もニューヨークと日本を行き来して演奏活動を行っている。

江口玲

ジュヒ・イム(ピアノ) Juhee Lim (Piano)

2000年生まれ、3歳でピアノをはじめる。ソウル大学名誉教授ソジュン・シ、またピアニストのチュンモ・カンに師事。また、ヴァレリー・ゲルギエフ、チョン・ミュンフンなどの著名な指揮者のもとで、マリンスキー管、ロンドン響、ソウル・フィル、アジア・フィルなど共演多数。ロシアの白夜祭、ドイツのラインガウ音楽祭など多くの音楽祭にも招待され、技術のみならずその表現力の豊かさで観客を感動させた。特にゲルギエフ指揮マリンスキー歌劇場管と共演した白夜祭での鮮烈なデビュー公演は、韓国の早熟な天才ピアニストとして地元メディアから絶賛された。2022年9月にはカーネギー・ホール(ワイル・リサイタル・ホール)でリサイタル・デビューを飾り、高い評価を得た。

ジュヒ・イム

MINAMI(吉田南)(ヴァイオリン) Minami Yoshida (Violin)

1996年奈良県生まれ。全日本学生音楽コンクール小・中学校両部門第1位、2014年日本音楽コンクール第1位及び5つの特別賞を受賞。2015年シベリウス国際ヴァイオリン・コンクール入賞、2016年モントリオール国際音楽コンクール第3位、2021年ヨーゼフ・ヨアヒム・ハノーファー国際ヴァイオリン・コンクール入賞。また、2022年インディアナポリス国際ヴァイオリン・コンクール第3位入賞、併せてモーツァルト協奏曲の演奏でベストパフォーマンス賞を受賞した。これまでに大阪フィル、京都市響、東響、東京フィル、東京都響、神奈川フィル、群響などと協演を重ねる。アリオン音楽賞・岩谷時子賞Foundation for youth、ニューヨークにてSalon de Virtuosi Gala Awardを受賞し、世界各地で演奏活動を繰り広げている。現在米国ニューイングランド音楽院にフル・スカラシップを得て留学中、また2022年春から東京音楽大学アーティストディプロマコースに特別特待奨学生として在学。原田幸 一 郎、竹澤恭子、ミリヤム・フリードの各氏に師事。Tan Family Education Foundation(米国)・江副記念リクルート財団(第46回生)奨学生。使用楽器は日本音楽財団より貸与された1716 年製ストラディヴァリウス「ブース」。

吉田南