1980年ドイツのコブレンツに生まれ。2002年ライプツィヒでのバッハ国際コンクールで、東西統一後初のドイツ人ピアニストとして優勝を飾り、正統的なバッハ音楽の後継者として不動の地位を築いてきた。2004年ソニー・クラシカルよりJ.S.バッハ「ゴルトベルク変奏曲」のCDをリリース。このCDでは伝説となっているグールドの録音 (1955年)と比較され各方面で大きな話題を得ると、たちまちドイツ・クラシック・チャートの第1位を飾り、エコー・クラシック賞を受賞した。以後これに続くCDで3度もエコー・クラシック賞を受賞している。欧米や日本の音楽シーンで最も重要な演奏家の一人として、演奏活動は多忙を極めており、ミュンヘン・フィル、アカデミー室内管、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、シュターツカペレ・ドレスデン、チェコ・フィル、ザルツブルク・ モーツァルテウム管、新日本フィルなどと共演したほか、ウィーン楽友協会、アムステルダム・コンセルトヘボウなどの世界的なホールに出演、さらにザルツブルク音楽祭、ライン音楽祭、ロッケンハウス音楽祭、メニューイン音楽祭などにも定期的に参加している。